ロバが行き交う路地を歩く、ギリシャ「イドラ島」 2018.10.03 Tweet Share RSS 人口は約3000人、エーゲ海東南部のペロポネソス半島に位置する「イドラ島」。 アテネ・ピレウス港から定期船で約2時間の、美しい小さな島です。 出迎えてくれたのは、この島の人とともに暮らすたくさんのロバやラバたち。 イドラ島は車やバイクの乗り入れが禁止されているため、ロバとラバが唯一の交通手段なのだそうです。 港近くの小さなビーチで泳ぐ人、 岸沿いのカフェで景色を眺めながらのんびり昼下がりを過ごす人、 ロバに荷物を乗せ坂道を登るおじさん、 ここでは当たり前の風景も、その一つひとつがとても尊いものに感じられます。 そんな美しいイドラ島にも、暗い歴史がありました。 19世紀にギリシャがオスマントルコから独立する際、先頭に立って戦ったのが、この島の人たちだったそうです。 海に向けた大砲が、今でもあちらこちらに残っています。 また、18〜19世紀にかけ海上貿易で富を得た島の船主の大邸宅跡も見られ、 当時の富と権力をうかがい知ることができます。 かつての面影を吹き消すように、コバルトブルーの海と、どこまでも澄んだ紺碧の空が、視界を覆います。 空気までも染めてしまうかのようなこの青さは、車のない島だから、 ただそれだけの理由ではないのではないか… またいつかこの島を訪れたとき、もしかしたら、その答えが見つかるかもしれません。 コメント: 0 知っておきたい食品添加物のこと ③ 生命維持に欠かせない、酵素の話 ① ピックアップ記事 サザエさん一家に会える、桜新町に住まう 2019.03.12 心を、生ける 2018.09.16 自分との戦いが終わるとき 2018.10.31 関連記事一覧 ユネスコが認めたジオパーク「ランカウイ島」 2018.08.09 訪れる時期まで選ぶと言われる聖地、ウルル 2021.01.07 シャンパンの本場「ランス」で、ジャンヌ・ダルクに思いを馳せる 2018.09.10 赤レンガ造りの長屋が並ぶ、台湾「三峡老街」を歩く 2018.08.21 タスマニア「ウェリントン山」で心呼吸 2018.08.05 悠久の時を超えた花の都、フィレンツェ 2018.11.07 「ジュラシック・パーク」のロケ地を、馬と巡る 2018.08.18 メルボルン最古のカフェ「ホープトンティールーム」 2018.08.17 コメント ( 0 ) トラックバック ( 0 ) この記事へのコメントはありません。 この記事へのトラックバックはありません。 トラックバック URL 返信をキャンセルする。 名前 ( 必須 ) E-MAIL ( 必須 ) ※ 公開されません URL
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