知っておきたい食品添加物のこと ③

きれいな色は、美味しそう?

 

店頭には目にも美味しいさまざまな加工食品が、ところせましと並んでいます。
ですが、その多くは美味しそうに見せるための食用着色料が使われていて、
そのものの色ではないことがほとんどです。
もちろん私たち消費者は、そのことを知っています。
ですが、その原料の安全性、言い換えれば、どれくらい有害であるかを知る人は、
まだまだ少ないというのが現実のようです。

食用着色料は、大きく2つに分けられます。
一つは、植物などの天然素材から抽出した「天然着色料」で、
もう一つが、人工的につくり出された「合成着色料」です。

「天然着色料」には、昔から栗きんとんに使われているクチナシ色素や、
紫キャベツやブルーベリーなどから抽出される色素、砂糖やショ糖を加熱して茶褐色を出したカラメル色素、
パプリカや唐辛子から抽出した色素などがあり、51種類(2018年現在)の色素が、厚生労働省に認められています。
しかし天然とはいえ、色素を抽出する薬品によっては、危険な着色料ともなりえるようです。

一方「合成着色料」においては、自然界にはまったく存在しない、
化学合成によりってつくり出された、まぎれもない人工の食用色素です。
その種類は実に約90種類にも及び、中でも石油からつくられるタール色素は、
国が認可しているもので12品目。
中でも、タコさんウインナーに使われている「赤色102号」は、
カラフルなお菓子やゼリー、清涼飲料水、福神漬けや梅干し、蒲鉾、たらこなど、
さまざまなものに使用され、数えればきりがありません。

この「赤色2号」は、アメリカで“発がん性の疑いが強い”という実験結果が出され、
使用が禁止されているものですが、日本では今なお使用が認められています。
これと似た分子構造の色素もあり、その害が気になるところです。

すでにEUでも、2008年8月以降は、「赤色102号」などの6つのタール色素を使用する食品には、
「注意欠陥障害や多動性障害に影響があるかもしれない」という
警告表示をしなければならないと定められています。

日本は欧米諸国に比べて、タール色素の基準がとても低いという事実をもはや否定することはできません。
しかし、きれいで美味しそうに見えるものを好んで選んでいるのは、まぎれもない、私たち消費者なのです。

 

 

 

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