それ、ほんとにオーガニック? ②

オーガニックシャンプーの成分はいかに
あなたは何を基準にシャンプーを選んでいますか?
たとえば、オーガニックと書いてあるほうが、なんだか髪にも地肌にもよさそう。
そんなイメージで選んでいる人がほとんどではないでしょうか。
私たちはオーガニックと表記されていると、まったく合成成分が入っていないと思いがちですが、
残念ながら、オーガニックシャンプーと表記されているものは、オーガニックではないというのが実のところです。
オーガニックの認定制度は食品にこそ設けられていますが、シャンプーには明確な基準がなく、
そのうえ、日本ではオーガニックシャンプーとして販売されるものの中に、
一定の合成成分を入れることが認められているため、そのような表記をしてもよいとされているわけです。
ところが海外では、さまざまなオーガニック認証組織があり、すでに多くの認証マークが存在しているのです。
ではなぜ、そのようなことになっているのでしょうか。
理由の一つは、日本にはそもそもオーガニックの原料が少ないため、
100%オーガニック成分でつくることが難しいということ。これはシャンプーに限らず、コスメ全般に言えることです。
また、技術面の問題もかなり大きいようです。
日本の認定基準は、どうやらメーカーの技術的限界に合わせてつくられる傾向にあるらしく、
つまり私たち消費者には、その安全性を見極めるための高い意識と知識が求められる、というわけです。
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