心を、生ける

花を生けることは、心を生けること。最近そんなことを思います。
目の前の花をどう見せるか、どう表現するかに集中し、花に向き合っている時間は、
すなわち、自分の心と向き合える時間だから。
たとえばパートナーと喧嘩をしたり、仕事の悩みをかかえたりしていると、
なんとなくお化粧のノリもわるく、笑顔が少なくなるものです。
明るい色の服よりも無難なものを選んでしまうなど、心の状態は外見にも現れてしまいますね。
また、目標に向かって毎日を頑張っていても、ふと自分が本当は何をしたいのか、
何を望んでいるのかがわからなくなることって、誰しもあるような気がします。

そんなとき、自分の心と向き合うために、花を生けてみる。それも一つの方法だと思います。
何も考えず、ただ目の前の花と向き合っていると、生け終わった後、気持ちがすっきりとしている自分に気づきます。

「生け花」と聞くと、なんだか難しそうなイメージがあるかもしれませんが、なにも堅苦しく考える必要はありません。
仕事やお買い物の帰りに、いつもは通り過ぎている花屋さんで目に止まったお花を数本買って帰り、
お家にあるベースや綺麗なガラス瓶にいけてみるだけで十分。それも、自分にとっての立派な生け花です。
自分の心と向き合うひとときは、最上級の癒しなんだと思います。

M, Ayaka

 

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