赤レンガ造りの長屋が並ぶ、台湾「三峡老街」を歩く

台北から地下鉄とタクシーを利用して約50分。そこは新北市と桃園市の狭間にある小さな街「山峡老街」。
日本の統治時代に整備された一画が残っている場所で、
アーチを描いたバロック様式の装飾と、日本や中国の建築様式を融合させた、赤レンガ造りの美しい街並みです。
通りにはさまざまな店が連なり、好奇心を掻き立てられます。

山峡老街の近くに「清水厳祖師廟」があります。
17世紀に創建され、「三峡」の信仰の中心として、民衆のシンボルとして、今もなお愛され続けています。
そんな清水厳祖師廟ですが、1833年の大地震で一度損壊し、
さらに1899年に日本の統治に反対した地元民衆と日本軍が争い、またもや消失してしまいました。
その後民衆の資金で再建されましたが、それも老朽化し、1947年に3度目の大規模な再建が始まりました。
未だ完成しておらず、現在も再建作業が続いています。
悠久の歴史に思いを馳せていると、バルセロナの「サグラド・ファミリア」の姿が思い出されました。

広場へ行ってみると、「冬瓜王」と書かれた看板の前に行列がありました。
瓜を砂糖で煮詰めて固めた瓜糖を、ジュースにして売っているお店です。さっぱりとした優しいお味です。
ここ「山峡老街」には、他にもたくさんの食堂や土産物屋、数々の屋台が並んでいます。
山峡の歴史を辿りながら、今のこの豊かさを楽しんでいると、いつしかあたりは夕闇に包まれていました。

 

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